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大人の方の矯正相談

大人の方の矯正相談

何ができるの?

できる治療を短期間で

大人の矯正治療ではどのようなことができますか?
―私達のクリニックでは、
      患者さんの40%は大人の方です―

  現在では、多くの人が大人になってから歯並びを治しています。
 形状記憶合金ワイヤー、外から見えない装置や、クリアで目立たない装置などの技術の進歩により、現在では、矯正治療がかつてないほど快適に行えます。治療時の不快さ、治療期間、来院回数、全てを少なくできます。子供の時に機会を逸した方も受診をとまどう必要は全くありません
 

 

 子供と比べると、あごの骨の成長コントロールは当然できない、やや後戻りしやすいなど、制限はありますが、歯を支える骨があれば歯並びの治療はできます。また、歯を削り神経を抜いて見た目を治す治療に比べて、矯正治療の良い点は、歯を削らず、生きたまま骨の中を動かしていけるということで、不思議に思われるかもしれませんが弱くて持続的な力がかかると歯は動かしていくことができるのです。
   ですからやや時間はかかりますが、現在では、すべての歯を治しても、1.5-2月に一回の来院、約1.5-2年の期間で、自分の歯を削ることなく治療することができます。長い目で見ると歯にとっては非常に意味のあることだといえるでしょう。
  大人の治療では、以下のようなことが期待できます。
 
大人の方の矯正治療の意義
-美しいスマイル、知的できれいな横顔-
    歯のでこぼこやすきまを治しスマイルを美しくしたり、とびだした上下の歯を引っ込めて横顔きれいで知的な感じにする歯並びの治療は、大人でも十分できます。これらが、自然に自信を高め表情を生き生きとさせ、職場や学校など様々な社会生活においてプラスをもたらすでしょう。これは非常に大切なことです。今、スマイルや横顔が悪いと言ってあきらめる必要はありません。
 

 
-磨きやすい健康的な歯-
  でこぼこの歯は磨くのが難しく、そのため歯周病や虫歯になりやすいものです。まっすぐな歯は何といっても絶対に健康的です。
 

-きちんとした咬み合わせ-
  咬み合わせが悪いと,咬みにくいだけでなく、咬む時に歯が受ける力の方向が悪いことから、歳とともに歯だけでなく、支えている骨や歯茎 が悪くなります。
   矯正治療では、あなたが「自分の財産となる魅力的なスマイルを手に入れる」ということを忘れないでください。
   矯正治療の費用より、放置して悪くなった歯や歯茎を治す治療費のほうが高くなることもよくあります。
    欧米では、八重歯はドラキュラの歯として嫌われます。
   これからは、まっすぐな歯並び、知的な横顔はスティタスシンボルとして社会的にも大きな意味を持つことでしょう。
 

何ができるの?

大人でも矯正治療はできるの?大人の矯正治療の意義 できる治療を短期間で

 
 子供の治療でも説明しましたが、大人の方でも年齢によって、組織の反応が違うので、20歳と30歳、30歳と40歳、40歳と50歳では、やはり治せる量が違ってきます。
 
 基本的に相談に来られる方は、矯正治療をしてみたいというお気持ちがある方だと思いますので、その方の年齢や症状から、治療のオプションをご説明し、ご相談するようにしています。

どうして?

歯周組織の問題、仕事と子育てなどを考慮

   
 一般的に、大人の方は、歯周病の進行に気を付けなければなりません。矯正治療では、歯に力がかかる、装置がやや磨きにくいという歯周病が進みやすい条件がそろうので、できるだけ治療期間を短かくしたいと考えます。
 また、大人の方では、仕事や子育てとの両立が問題になることもあると思いまし、結婚を控えている方や、転勤の可能性のある方もおられると思います。
 
 このような大人の方の年齢に伴う歯周組織の問題と、結婚や仕事と言った社会的背景を考えると、基本的にできる治療だけを、できるだけ短期間に行う必要があると思います。それを踏まえて、限界を理解して、治療をすれば遅すぎるということにはなりません。
 

大人の方の相談の例

 
歯を抜いて知的な横顔を 

 上の歯を2本、下の歯を1本抜いて、審美性には主観が入ることを患者様にも説明して上は舌側矯正装置、下は従来のエッジワイズ装置を用いて約2年で治療しました。知的な横顔となり、ご満足頂ける結果となりました。
 
 治療費 約110万円(税別)
 

 
   

抜歯に決定 

 問診表には、“歯を抜きたくない”と記載されていました。
 抜かなくても治療はできます。 ただし、抜かないでするには、やや複雑な装置の負担、協力が必要で、および期間が少し長くなるというデメリットがあります。
お仕事柄、ストレスがあり、特に下のでこぼこ(叢生)付近に、口内炎ができやすいので負担に対しては少し抵抗がありました。 
 
 また、最優先要望の一つとして、同時にできるだけ早く終わりたいということのため、お話した上で、抜歯治療とすることを、患者さんは最終的に選択されました。
期間を短縮するには、上下ともに、22(前歯)を抜歯するという選択肢もあるという選択肢をお話ししましたが、患者様は、この点については、前歯のスマイルができるだけ良くなるほうを優先するとのことで、44(小臼歯)の抜歯を希望されました。
まとめると
選択肢として、
   1.非抜歯
   2.上下左右4本の2番目の歯の抜歯
   3.上下左右4本の4番目の歯の抜歯
   4.上の左右2本の4番目と右下の2番目の歯の抜歯
がありましたが、要望としては、
   1.見た目をできるだけきれいに
   2.期間を短く
   3.歯を抜かない →下は1本にして、抜く歯を3本にしました。の順に優先されることになりました。治療により、結局、きれいな歯並びを得ることができました。

 治療費 約110万円 (税別)
 
 

   

治療しながら抜歯するか再相談 

 協力さえいただければ、十分に、歯を抜くことなく治療できるので、患者さんの希望に沿って、非抜歯での治療を試みました。
 しかしながら、いざ治療を始めると、矯正治療以外の活動に時間をとられて、どうしても、装置を十分に協力して頂けなかったことと、口元もできるだけ退げたいというお気持ちが強く、相談の上、4番目の歯を抜いて治療をすることとしました。
 最終的には、横顔で見た時に、口元が退がって、きれいになり、大変、満足いただけました。
 協力さえいただければ、十分に、歯を抜くことなく治療できるので、患者さんの希望に沿って、非抜歯での治療を試みました。
 しかしながら、いざ治療を始めると、矯正治療以外の活動に時間をとられて、どうしても、装置を十分に協力して頂けなかったことと、口元もできるだけ退げたいというお気持ちが強く、相談の上、4番目の歯を抜いて治療をすることとしました。
 最終的には、横顔で見た時に、口元が退がって、きれいになり、大変、満足いただけました。

 治療費 約130万円(税別)
 
 

非抜歯に決定

 上下ともにでこぼこがあり、受け口気味の歯列を気にされて相談に来られました。この方は、早くから治療したいという気持ちを持たれていたとのことですが、年齢的に遅くなってしまったこともあり、抜歯も覚悟されていました。
 しかしながら、親知らずだけを抜歯することで、治療ができることを説明したところ、十分な協力が得られて、それ以外の歯を抜くことなく比較的短期間で治療を行うことができました。

 治療費 約130万円(税別)
 
 

 
従来の矯正治療だけ

 この方は、一番奥の歯だけしか咬み合っておらず、外科的な矯正治療でしか治せないと考えておられました。できれば避けたいと考えて相談に来られました。過去の治療例をお見せして、相談して、協力が十分にして頂いた上でできるところまで矯正治療だけで治療しましょうということになりました。開始すると十分な協力が得られて、矯正治療のみで十分な成果が得られました。

 治療費 約110万円(税別)
 
 

インプラントアンカーを用いる

 この方は、外科的矯正治療の適応ですが、どうしても手術は避けたいとの意向でした。
 そこで、インプラントアンカーをご説明した所、希望されたので、この方の場合は、治療期間最優先とはなりませんでしたが、大きな改善が得られました。

 治療費 約110万円(税別)(インプラントアンカーの料金は別)
 
 

 
歯周病の進んだ例 1.

 歯周病がとても進んでいる大人の方では、歯の移動距離を短くする治療計画を立てて、短期間で終わりたいと思います。
歯の移動は、細胞学的には、圧迫側の骨の吸収と牽引側の骨の添加によることは変わらないので、適切な矯正力をかけても、通常の方法では、動くスピードがそれ以上になることは期待できないからです。
 矯正治療では、左上は保存できないと診断された2を抜歯し、矯正治療では抜く機会の少ない右上3を抜いて治療することとしました。
このように説明し、患者様も治療期間を短くすることを望まれておられることもあり、了解いただき、短期間で治療を終えることができました。

 治療費 約110万円(税別)
 
 

歯周病の進んだ例 2.

 この方は、裏側矯正治療を希望されて相談に来られた大人の方です。
初診時に、拝見した所、上下左右の糸切り歯の歯肉が退縮して歯根が大きく露出していました。
以下の理由から、通常抜く4番目の歯の代わりにこの3番目の糸切り歯を4本抜くことをお勧めしました。
裏側治療でも糸切り歯は配列することはできるが、その後に、歯肉の特殊な手術をしなければ、露出した歯根のために見た目が極度に悪くなりそうである。
 4番目の歯を抜く方が、治療期間がかかり、その間に、さらに糸切り歯やそれ以外の歯も、歯肉が退縮する恐れがある。このように説眼した所、ご納得頂き、比較的、短期間で治療を終えることができました。 
 結果的に、裏側治療で、短期間できれいに治療を終えることができました。
 治療費 約130万円(税別)
 

結婚を控えた例

 半年後に迫った結婚式までにできるだけ、上の歯のでこぼこと突出感を改善して見た目をきれいにしたいとのことでした。
交叉して生えている右の第二大臼歯を改善することで咬みあわせを上げるという工夫をして、上の前歯を改善する空間を作り、でこぼこを改善しながら後ろに下げることができました。(治療中)
 治療費 約130万円(税別)